Googleアナリティクスとサーチコンソールの設定・導入方法
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「今日から始めるブログ副業」その9
この記事にたどり着いてくれた方の多くは、ブログ記事を一通り書き、アクセスの増加や、読者への効果的なアプローチの方法を模索し始めていることと思います。
これらの戦略を練るには、サイトを分析する必要があります。
どんな人が自分のブログを読んでいて、何と検索してたどり着いたのか。その後、他のページも読んでくれたか。などなど。
これらを知ることで、効果的な記事、キーワードをあぶり出して、よりターゲットに届きやすいよう改善施策が打ち出せます。
そこで活躍するのが、Googleの「アナリティクス」と「サーチコンソール」です。
どちらもGoogleが公式で提供している無料ツールです。
今回は、このアナリティクスとサーチコンソールの概要と設定・導入方法を0からみっちり解説していきます。
聞き慣れない単語があったりはしますが、ブログで収入を上げていくためには、導入必須の2大ツールですので、是非最後まで読んでみてください。
【事前に確認】Googleアカウントは必須です。
アナリティクス、サーチコンソール共にGoogleが提供しているツールです。利用にはGoogleアカウントが必要ですので、持っていないという方は先に作成しておきましょう。
1サイトに1アカウント作って、サイトごとに統一しておくのがおすすめです。
Googleアナリティクス
まずはアナリティクスから設定していきましょう。
以下でアナリティクスの概要と導入手順を解説します。
Googleアナリティクスの概要
Googleアナリティクスは、サイトにどんな人が訪れているのかといった「属性データ」、サイト内でどんなページを見ているのかといった「行動データ」などを分析して、サイトの改善を図ることができるアクセス解析ツールです。
アナリティクスの導入で得られる読者の情報は下記です。
- どこから見に来てくれたか
- どんなページを見てくれたか
- 何人来てくれたか
- 何分見てくれたか
これらのデータを分析することで、読者に対してより有効なアプローチを考察できます。
たとえば、以下のような改善戦略が考えられます。
- 読者に男性が多い場合、男性が共感する内容、抱えている悩みなどにフォーカスする
- スマホで見ている読者が多い場合、スマホの画面サイズに合わせた装飾を施す
- PV数が伸びている記事を分析し、再現性を確立する。
「読者の属性」や「閲覧の多いページ」を知り、どこをどう強化・改善していくかを定めて、サイトのブラッシュアップを図っていきましょう。
アナリティクスの導入手順
それでは、Googleアナリティクスを実際にサイトに導入していきます。
大まかな導入手順は下記です。
一見、手順は多いですが、所要時間は15分ほどです。
1.アナリティクス【測定を開始】
下記リンク「アナリティクス」の公式ページを開きます。
Googleにログインしていない場合はログイン後、【測定を開始】をクリックします。
2.アカウントの作成
アナリティクスのアカウントを作成します。
【アカウント名】 なんでもOKです。
【アカウントのデータ共有設定】 □すべてにチェック✓
【次へ】をクリックします。
3.プロパティの作成
プロパティを作成します。
【プロパティ名】 なんでもOKです。
【レポートのタイムゾーン】 日本を選択
【通貨】 日本円を選択
【次へ】をクリックします。
4.お店やサービスの詳細を入力
お店やサービスの詳細を入力します。
【業種】 ブロガーの場合は「その他のビジネスアクティビティ」を選択
【ビジネスの規模】 小規模を選択(・・・ですよね笑?)
【次へ】をクリックします。
5.ビジネス目標を選択
ビジネス目標を選択します。
選択肢によって初期状態で表示されるレポートが異なります。
最初はよく分からないと思うので、より多くのレポートが利用できる「ベースライン レポートの取得」をおすすめします。
□にチェック✓後に【作成】をクリックです。
6.利用規約に同意
Googleアナリティクスの利用規約が表示されるので、「日本」を選択し、□にチェック✓
下にスクロールすると追加条項用の□があるので、そちらもチェック✓
【同意する】をクリックします。
下の画像のような画面になれば登録完了です。
7.データストリームの設定
データストリームの設定を行います。
先ほどの続きで、【ウェブ】をクリックします。
【ウェブサイトのURL】 プルダウンから「https://」を選択しますが、SSL化していない場合は「http」を選択してください。あとはブログのURLを入力します。
【ストリーム名】 管理しやすい名前。迷ったらブログ名でもOKです。
【拡張計測機能】 有効にするにチェック✓
【作成して続行】をクリックします。
※SSL化とは通信を暗号化させることです。URLが「http」の場合は、SSL化されていません。
セキュリティも弱く、Googleからの評価も低くなってしまうので、必ずSSL化しましょう。
設定方法はこちらで解説しています。
下の画像のように、「Google タグの設定」の画面が現れます。
青枠内の「Googleタグ」をコピーします。
アナリティクス側での設定はこれで完了です。
難しい単語はちょこちょこありますが、ここまではすぐ出来ました!
8.WordPress側の設定
続いて、WordPress側の設定を行います。
少し難しいのですが、先ほどコピーした「Googleタグ」をサイト内の「 <head> 要素の直後 」という位置に貼り付けないといけません。
ただし、<head> 要素の直後へのコードの貼り付け方は使用しているWordPressテーマによって異なります。
各テーマでのコードの貼り付け方が分からない場合は「テーマ名 <head> 要素の直後」などで検索してみてね!
ここではCocoonテーマでの設定方法を解説します。
Cocoonの場合には方法が2種類あります。
- Googleタグを貼り付ける方法
- 測定IDを貼り付ける方法
Googleタグを貼り付ける方法
ダッシュボードから【Cocoon設定】→【アクセス解析・認証】をクリック
また、後ほど正常に動作しているかを確認するので「アクセス解析設定」の「サイト管理者も含めてアクセス解析する」の□にチェック✓を入れておきましょう。
下の方にスクロールすると「その他アクセス解析・認証コード設定」という項目があり、「ヘッド用コード」の枠内にGoogleタグを貼り付けます。
最後に【変更をまとめて保存】を忘れないように。
測定IDを貼り付ける方法
Cocoonの場合は測定IDを貼り付ける方法もあります。
先ほどの「Google タグの設定」の画面を閉じると、「ウェブストリームの詳細」が表示されます。
青枠内の「測定ID」をコピーします。
WordPress管理画面から【Cocoon設定】→【Cocoon設定】の順にクリック
【アクセス解析・認証】タブをクリック
【GA4測定ID】の枠内に、先ほどコピーした「測定ID」を貼り付けます。
動作確認のため「アクセス解析設定」の「サイト管理者も含めてアクセス解析する」の□にチェック✓
【変更をまとめて保存】をクリック
※Cocoon以外のテーマを利用している場合は、この機能はありません。
9.アナリティクスの動作確認
アナリティクスの管理画面へ移動します。
自分のサイトを読み込み、下図青枠内「過去30分間のユーザー」が0でなければ導入が完了しています。
しばらく待っても0の場合は、【Cocoon設定】→【アクセス解析・認証】→【サイト管理者も含めてアクセス解析する】□にチェック✓が入っているかを再度確認しましょう。
以上でアナリティクスの設定は完了です。
動作の確認が終わったら
【サイト管理者も含めてアクセス解析する】の
チェック✓は外しておこうね!
自分のアクセスを解析してもしょうがないですもんね!
Googleサーチコンソール
続いてサーチコンソールを設定していきます。
サーチコンソールの概要と導入手順を見ていきましょう。
Googleサーチコンソールの概要
Googleサーチコンソールは、Google検索でのサイトの掲載順位を監視、管理、分析できるツールです。
Googleからのメッセージを受け取ったり、どんなキーワードでサイトにたどり着いているか、インデックス状況、リンク状況、平均掲載順位(検索順位)などの確認ができ、順位改善の戦略立てに大きく貢献してくれます。
サーチコンソールで確認・分析する事の例
- 記事が狙ったキーワードでアクセスされているかの確認
- 季節柄や話題性などのトレンド検索数が伸びている記事の確認
- アクセス数が多いページの分析
アナリティクスが、「サイトへのアクセス後の情報」であるのに対して、サーチコンソールは、「サイトへのアクセス前の情報」という明確な違いがあります。
検索ワードの分析から、「狙い通りのSEO対策ができているか」や、「読者がどんな疑問・悩みを抱いているか」を把握できます。
サーチコンソールを使いGoogleからの評価や、需要の高いキーワード・記事を分析し、改善に活かしましょう。
サーチコンソールの導入手順
それでは、サーチコンソールも実際にサイトに導入していきます。
なお、下記の導入方法はアナリティクスと連携して行う方法です。
アナリティクスの設定がまだの場合は先に行いましょう。
アナリティクスの設定が完了していれば、サーチコンソールの設定はわずか2ステップです。
さっそく設定していきましょう。
1.Webサイトを登録
下記リンク「Google Search Console へようこそ」のページを開きます。
【URLプレフィックス】の下図青枠内に「https://」を含むサイトのURLを入力
【続行】をクリックします。
2.所有権の確認
アナリティクスの設定が完了していれば、下の画像のように所有権が自動確認されます。
【プロパティに移動】をクリックしましょう。
下の画像のような管理画面に切り替わればOKです。
以上でサーチコンソールの設定は完了です。
先に設定したアナリティクスと連動して、あっという間にできちゃうんですね!
アナリティクスとサーチコンソールを連携させる
最後に、アナリティクスとサーチコンソールを連携させましょう。
アナリティクスの管理画面の左下の【管理】のアイコン→【サービス間のリンク設定】の順にクリックです。
【Search Console のリンク】をクリック。
【リンク】をクリック。
【アカウントを選択】クリック。
プロパティ(ドメイン)の□にチェック✓して、【確認】をクリック。
【次へ】をクリック。
【選択】をクリック。
【選択】をクリック。
【次へ】をクリック。
【送信】をクリック。
以上で、アナリティクスとサーチコンソールの連携が完了しました。下図の画面になればOKです。
まとめ|2大ツールで収益性の高いサイトに改善していこう
今回は、Googleの「アナリティクス」と「サーチコンソール」の概要と導入方法を解説しました。
収益性の高いブログの構築には、良質な記事に加えて、アナリティクスとサーチコンソールによる分析が必要です。
アナリティクスは、「読者のサイトへのアクセス後の情報」
サーチコンソールは、「読者のサイトへのアクセス前の情報」
それぞれ知り得る情報が異なります。
2大ツールをうまく活用しながら、記事が狙い通りに読者やGoogleから評価されているかを確認しましょう。
とは言え、肝心の記事がある程度そろっていないと、分析できるだけの情報もありませんので、10記事程度は記事を揃えてから分析していきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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