ブログに画像を貼る際の注意点まとめ
ブログに画像を貼りたいけど、著作権とかよく分かりません。
オリジナルの画像以外も使えるんですか?
このような疑問を抱えている方は多いかと思います。
写真やイラストなどの画像には、著作権など法律で守られた権利が付随しているので、むやみに使用すると権利侵害で違法行為となってしまいます。
アクセスが増え、自分のブログが育っていけばいくほど、当然人の目に触れる機会は増えるので、画像の無断使用などによるトラブルのリスクは高まります。
とはいえ、オリジナルの画像しか使えないのかというと、そんなことはありません。
今回は、ブログに画像を貼る場合の注意点を画像の分類ごとに網羅的に解説します。
この記事を読めば、画像掲載に関して注意する点が明確になり、意外にポイントがシンプルであることもお分かり頂けるはずです。
是非最後まで読んでみてください。
1.画像に係る3つの権利
画像を掲載する場合に注意しなければならない理由は、画像に係る下記3つの権利を侵害してしまう恐れがあるからです。
実は意外とシンプルですので、まずはそれらを見ていきましょう。
著作権
著作権とは、著作物を作った人(著作権者)が持つ権利です。
写真であれば撮影者、イラストであれば制作者がおり、すべての画像は誰かの著作物であり著作権があります。
著作権は法律で保護されているため、著作権者の許可無しにブログに掲載・転載することは著作権の侵害にあたり不法行為となります。
肖像権
肖像権とは、個人の顔や姿に対して発生する権利です。
自分以外の人が写っている写真の場合、写っている人に無許可でブログに掲載することは肖像権の侵害にあたり不法行為となります。
パブリシティ権
パブリシティ権とは、著名人の肖像や氏名のもつ集客力などの経済的な利益・価値を排他的に利用する権利です。
芸能人やスポーツ選手などの著名人の写真や名前にはパブリシティ権がありますので、公告利用と認識されてしまえば、パブリシティ権の侵害にあたり不法行為となります。
2.画像の分類は大きく4種 それぞれの注意点
ブログに貼る画像は大きく下記4つに分類できます。
前述した3つの権利を踏まえ、それぞれの画像を使用する場合の注意点を見ていきましょう。
オリジナル画像
自分で撮影した写真、描いたイラスト、編集した画像などオリジナルの画像を使用する場合、そもそも自分の著作物であるので理想的ではあります。
ただし、手間やコストに対するベネフィットを考えると必ずしもベストということではありません。
また注意点として下記の権利侵害に該当していないかを確認しましょう。
オリジナル画像が作れるデザインツール
グラフィックデザインや素材の編集など、オリジナルの画像が作れる代表的なデザインツールも下記で紹介しておきます。
▼オリジナル画像作成ツール▼
- Canva
- Illustrator
- Photoshop
オリジナルでない画像
オリジナルでない画像の場合、原則、著作権者の許可がなければ自分のブログには掲載できません。
ただし、ルールを守った上での「引用」であれば無許可であっても不法行為とはなりません。
引用の主なルールは下記です。
上記ルールを全て守った上で初めて引用が可能となります。
注意点として、アイキャッチ画像やイメージ画像には引用の必然性が認められないので、他人の著作物を使用するのはやめましょう。
フリー素材
画像を提供しているサイトなどが配布している、無料で利用できるイラストや写真を「フリー素材」といいます。
ブログの装飾やイメージ画像は、フリー素材を使用するのがおすすめです。
ただし、それぞれのサイトごとに利用規約は異なります。利用できる範囲や、掲載方法に指定があったりするため必ずサイトごとにチェックしましょう。
商用利用が可能か
フリー素材の配布サイトの中には、商用利用を認めていないサイトもあります。
収益化しているブログに使う場合には商用利用にあたりますので、規約違反にならないよう必ず確認しましょう。
画像加工が可能か
フリー素材の配布サイトの中には、配布している画像の加工を禁止しているサイトもあります。
文字入れや、トリミング、色の補正などの加工が可能かを確認しましょう。
クレジット表記が必要か
画像の使用にあたって、撮影者・制作者やサイト名などクレジットの表記を義務付けているサイトもあります。
その場合は規約に従って表記しましょう。
画像内の人物のモデルリリース
モデルリリースとは、画像内の人物の肖像権使用の許可証明です。
撮影者や制作者に著作権がありますが、人物が写っている場合にはその人に肖像権があります。
肖像権侵害にあたらないよう確認しておきましょう。
商用利用が可能なフリー素材提供サイト
フリー素材であっても商用利用を認めているサイトのものでないと、我々副業ブロガーがサイトに貼ることはできません。
ですので、商用利用を認めているフリー素材提供サイトに絞って下記で紹介します。
▼商用利用可能なフリー素材提供サイト▼
- Unsplash
- Pixabay
- Pexels
- BURST
- GIRLY DROP
- ぱくたそ
- いらすとや
- 写真AC
有料画像
画像サイトの中には、有料で提供されている画像もあります。
当然ですが、有料の方が質が高いものが多く、他のメディアと被ることも少ないです。
月額や年額で一定の枚数がダウンロードできるプランや、単発で購入する買い切り型が用意されています。
有料である分、フリー素材の場合のような制約があるケースはほとんどありませんが、利用規約は必ず確認しておきましょう。
有料画像提供サイト
有料画像を提供している代表的なサイトは下記です。
▼有料画像提供サイト▼
- Shutterstock
- PIXTA
- Adobe Stock
3.これは絶対NG
最後に、ブログ画像に関して、決してやるべきでないと断言できる行為を紹介します。
もし過去の記事でやってしまっている場合は、すぐに記事を修正しましょう。
画像検索で拾った画像の使用
検索エンジンの画像検索で拾った画像を、収益化しているブログに安易に貼るのは絶対にやめましょう。
すべての画像は誰かの著作物であり、そこに加工などを施したとしてもオリジナルの画像には決してなりません。
検索結果には販売している画像なども含まれるので、悪意の有無に関わらず著作権侵害のペナルティも大きくなる可能性があります。
画像を直リンク(引用元の画像URL)で引用
直リンクとは、画像を引用するときに、引用元でアップロードされている画像のURLを直接リンクすることです。
画像を右クリックすると画像のアドレスをコピーできますが、そのURLを自分のブログで使用すると画像が表示されるたびに相手側のサーバーに負荷がかかります。
これはトラブルの元となる完全な迷惑行為です。
全てのネットユーザー共通のマナーとして、必ず一度画像をダウンロードし、自分のサーバーにアップロードしたものを掲載しましょう。
4.まとめ|画像はルールとマナーを守って正しく使おう
今回は、ブログに画像を貼る際の注意点について解説しました。
難しい言葉も出てきましたが、基本的には考え方はすごくシンプルです。
「人の画像を勝手に使わない」これに尽きるかと思います。
引用する場合には、ルールを全て守る必要があるので、守れない項目があるならやめておくのが無難です。
フリー素材については、各画像サイトの利用規約でチェック項目を確認し、その範囲内であれば使用しても問題ないでしょう。
画像に係る権利関係は、トラブルになってしまった場合には知らなかったでは済まされませんので、ルールとマナーを守って正しく使用していきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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