ジャンル特化ブログとは?作り方や収益化に向いている理由
おゆきさん!
ブログで稼ぐなら「特化ブログ」だと聞きました。
雑記ブログだと稼げないんですか?
特化ブログとは、その名の通り特定のジャンルに特化したブログです。
はっきり言ってしまうと、特化ブログの方が収益化には断然向いています。
SEOの評価が高まりやすく、ユーザーのニーズも想定しやすいからです。
言い換えれば、アクセスを集めやすく、商品を売りやすいということです。
今回は、そんな特化ブログの特徴や収益化に向いている理由、特化ブログの作り方を初心者向けに解説しています。
特化ブログは誰でも簡単に作れることが分かってもらえるはずなので、是非最後まで読んでみてください。
特化ブログとは?
特化ブログとは、文字通り「一定のジャンルに特化したブログ」のことです。
たとえばこのブログも、「副業」の中の「ブログ」に特化したブログです。
そもそもブログの形態は下記3つに大別されます。
以下でそれぞれの概要を簡単に紹介します。
特化ブログ
1つのジャンルを深く掘り下げる専門性のあるブログ
雑記ブログ
日記なども含めて幅広いジャンルを取り扱う間口の広いブログ
トレンドブログ
時事ネタや最新の情報で瞬発的なアクセスを集めやすいブログ
もちろん、この3つのどれかに100%当てはめることはできないですし、「一定のジャンルに特化したトレンドブログ」など、それぞれの塩梅もあります。
特化ブログの例としては以下のようなものが挙げられます。
- 証券マンが、株式投資に関する内容に特化した記事を執筆するブログ
- 弁護士が、法律に関する内容に特化した記事を執筆するブログ
- 料理人がレシピや手順を解説するブログ
また、必ずしも運営者が有資格者や専門家でなければならないということはありません。
ジャンルによっては、資格などを全く必要とせずとも特化ブログの運営は可能です。
たとえば、
- 節約術に特化したブログ
- 特定地域のらーめん屋を紹介するブログ
- おすすめの海外ドラマを紹介するブログ
など。
ただし、どのようなジャンルで運営するにせよ、そのジャンルの専門家を目指すべきではありますし、独自の調査や実体験に基く一次情報を発信することが重要となります。
特化ブログのメリット
早期にブログの収益化を目指すのであればジャンル特化をおすすめしています。理由としては下記4つのメリットがあるためです。
それぞれ見ていきましょう。
SEOの評価が高まりやすい
SEOで高い評価を得るには、専門性を高めねばなりません。
個人レベルのリソースで専門性の高いブログを作り上げるには相当の期間を要します。
色んなジャンルに手を出していると結局どのジャンルにおいても専門性が認められず、永遠に検索順位が上がらない可能性もあります。
最短で専門性を高めるためにはジャンル特化が近道です。
訪問ユーザーのニーズを想定しやすい
ジャンルに特化することで、訪問ユーザーのニーズも明確になります。
たとえば、「投資」という大カテゴリーでは訪問ユーザーが投資についてのどんな情報を求めているか分かりませんよね。
つまり、ブログ運営側としてもおすすめするべきものが限定できず、あれこれと提案しなければいけないため非効率です。
ここに「株」という特化要素を加えるだけで、訪問ユーザーは「株式投資をしたい」「株式投資で儲けたい」と想定でき、株式投資用の証券口座や決算書を解析するツールなどの提案が効果的になります。
固定の読者がつきやすい
ブログのコンテンツが充実してくると、特化ジャンルへの網羅性が形成されます。
するとユーザーは、そのジャンルに関する全体的な理解が得られることを期待し、サイト内の記事を一定期間に渡って読み進めてくれます。
これはユーザーの立場になってみれば分かりますが、自分が何かを検索して出てきたページで知りたい情報を得られると、「他にも有益な情報があるかもしれない」と、そのサイトを一通り見ようとすることがあるかと思います。
ここで他の記事があまり興味のない内容のものばかりだと、すぐに離脱してしまいますよね。
ジャンルがあちこちに行ってしまっているブログはこのようになりやすいです。
その点ジャンルに特化していると、大半の記事が訪問ユーザーの興味を引くものである可能性が高いため、ブックマークして度々サイトに来てくれることもあるでしょう。
安定したアクセスを維持できる
特化ブログは一通りのコンテンツを揃えてしまえば、一定期間放置していても安定したアクセスを維持できます。
トレンドをあまり意識せずに一定のジャンルを深掘りしていくので、突発的にアクセスが伸びることは少ないですが、コンテンツの質の向上と量の増加で着実にアクセスを積み上げていくことができ、コンテンツごとのアクセスも落ちにくいです。
一方でトレンドのキーワードを拾った記事は、アクセスが一時的なものになってしまう場合が多く、常にトレンドを追って新しい記事を書き続けなければアクセスを維持できません。
ブログの醍醐味である「ストック型」の収益性を形成する上では、やはり特化ブログが有効といえるでしょう。
特化ブログのデメリット
特化ブログは、ただ書きたいことだけを書けば良いわけではないので、趣味で自由にブログをやりたいという人には不向きです。
収益化にフォーカスする代償として以下のようなデメリットが挙げられます。
こちらもそれぞれ見ていきましょう。
ジャンルによっては高い専門性が必要
特化ブログの中には当然その道のプロがいます。ジャンルによっては素人では土俵にすら立てない場合もあります。
特に資格を必要とする職種が取り扱っているような内容のものはSEOについてもかなり厳しく評価されます。
主なジャンルで言うと、
- 医療
- 法律
- 税金
など。
たとえば、「ダイエット」に絞ったブログを執筆する場合でも「医療」の分野に抵触する場合、SEOで評価を得ることがかなり難しくなります。
もちろん有資格者で実務経験も豊富であれば戦えますが、「好き」や「詳しい」だけではどうにもならない領域に特化してしまった場合、研究者レベルにならないと成果が出ないということにもなりかねない点は注意です。
大幅な軌道修正が難しい
一度ジャンルを限定してしまうと、その後のジャンルの大幅な変更が難しくなります。
ブログはそもそも成果が出るのに時間がかかるものなので、特化したジャンルが正解だったかどうかの判断にも同様に時間がかかります。
成果が出ずに「ジャンルを変えよう」という頃には相当数のコンテンツが溜まっているはずなので、それらを残しながら全く違うジャンルへ変更するのはサイトの評価としても良くありません。
ジャンルを大幅に変えるのであれば、思い切って新規ブログを立ち上げてしまった方が良い場合もあるでしょう。
ネタ切れに陥りやすい
特に初心者に多いのが、執筆ジャンルの記事を一通り作成して「もう書くことがない」という状況です。
もし、そのような状況でなおSEOの評価が低いのであれば、「まだまだ書くことがある」という何よりの証拠です。
自分がすでに持っている知識を一通り書き揃えるところまでは楽です。
ですが、その先は自分自身も学ばねばなりませんし、ユーザーのニーズを分析する作業も必要になります。
一見大変なようですが、ここからがブログの醍醐味ですし、自分自身のスキルアップを実感できるところでもあります。
この壁は必ず乗り越えましょう。
代表的なブログジャンル
大カテゴリーにあたるブログジャンルにはどのような選択肢があるか、以下で代表的なものを紹介します。
上記は国内最大手ASPの「A8.net」の広告案件のカテゴリー分けです。
取り組みたいジャンルがあれば、どのような広告案件があるか事前にチェックしてみるのも良いでしょう。
おすすめできないジャンル
続いて、特化をおすすめできないジャンルについて解説します。一概に「このジャンル」ということはないのですが、多くの人に共通する要件として下記のようなことが挙げられます。
上記2点について以下で解説します。
興味がないジャンル
稼げそうなジャンルであっても、稼げるまでには一定のコンテンツ量を揃えねばなりません。
ある程度経験があって成功体験を積んでいる人であれば、収益にフォーカスして割り切るのも手ですが、初心者がブログ運営やSEOのノウハウも学びながら興味のないジャンルに特化するのはかなりハードルが高いです。
専門知識や実務経験がないのに、それらを必要とするジャンル
前項で触れましたが、いわゆるその道のプロが明確に存在するようなジャンルで、自身が資格や実務経験がないのであれば、そのジャンルで戦うのはかなり難しいです。
- 医療関係は、医者や薬剤師
- 法律関係は、弁護士や検察官
- 税金関係は、税理士や会計士
といった具合に、詳しいだけの素人では太刀打ちできない領域があります。
特に「YMYL」と呼ばれる、ユーザーの生命や人生に影響を与え得る内容に触れる場合、SEOの評価基準も相当に厳しくなり、執筆者が有資格者や専門家であることや、引用元や参考文献が信用できるものかといったところが一層重要視されます。
特化要素の工夫次第では勝ち筋を見出せるかもしれませんが、そのような画期的なアイディアがなく、経験や知識もないのであれば手を出さない方が無難です。
特化ブログの作り方
特化ブログの作り方は様々ですが、基本的には大カテゴリーと特化要素の掛け合わせで特化ジャンルを決めていきます。
たとえば当ブログの大カテゴリーは「副業」で、特化要素が「ブログ」です。
当ブログを例にしながら特化ブログの作り方について見ていきましょう。
大カテゴリーの決め方
大カテゴリーは自分の得意なこと、好きなこと、興味のあることでOKです。ここで収益化を意識し過ぎると稼げない期間のモチベーションが保てません。
- 本業に関わること
- 好きなことや趣味
- 悩んでいること
- 現在学んでいること・これから学びたいこと
など。これまでの自分の経験を掘り返してみると良いでしょう。
知識を蓄えることで本業に活かせたり、自身の生活の改善、充実度の向上に繋がるジャンルは、執筆作業自体が有益だと感じられるのでおすすめです。
ただし、ジャンル名自体の「検索ボリューム」は確認しておきましょう。
この時点で検索ボリュームが1万を切るようなら、大カテゴリー1本にジャンルを設定して記事ごとに特化要素を加えた方が良いかもしれません。
また、1000を切るようならそのジャンル自体の需要がほとんどない可能性があります。
基本的には大カテゴリーは市場規模の大きいところを狙っていくのがおすすめです。
またブログ初心者であれば、時期によって需要が大きく異なるようなジャンルは避けましょう。
特化要素の決め方
「副業」という大カテゴリーに絞ったブログも広義には特化ブログですが、あらゆる副業を取り扱わなければいけないので、十分な情報を揃えるには膨大なコンテンツが必要になります。さらに各業種を深く掘り下げられないので専門性に欠けてしまいSEOの評価を上げにくいです。
そこで「ブログ」という特化要素を加えます。
これで執筆する内容は主にブログで稼ぐ方法に限定できますし、訪問するユーザーも基本的には「ブログで稼ぎたい人」なので、その過程で出てくる課題・疑問・ニーズなどを想定し易くなります。
ちなみに特化要素は大カテゴリー内の中カテゴリーという選択肢だけでなく、ユーザー属性を限定したり、他ジャンルと掛け合わすという方法もあります。
たとえば
- 「投資」と「20代男性」
- 「旅行」と「ペット」
など。
大カテゴリーがごく一般的なジャンルであっても、特化要素の工夫次第ではインターネット上で唯一無二のポジションを確立することも可能です。
また、特化要素についてはキーワードプランナーで関連キーワードを抽出して選定する方法もあります。
最初は雑記ブログで始めるのもおすすめ
ここまで特化ブログについて解説してきましたが、実際ブログ運営を全くの0から始めるというのであれば、特にジャンルを限定せずに雑記ブログで始めるのもおすすめです。
そもそも記事作成やWordPressの使い方に慣れることが大事ですし、机上の空論を唱えるよりもトライ&エラーを繰り返す方が圧倒的に成果が出るのは早いです。
雑記ブログ運営の中で生まれたアイディアや、アクセスの伸びた記事を元にジャンルを絞っていくという方法もあります。
ただし、「稼ぐ」という方向にシフトしていく過程でジャンル特化はほぼマストです。いつまでも雑記ブログでジャンルを決めきれずにいると趣味の範囲から抜け出せない可能性があるので、慣れてきたら思い切って舵を切りましょう。
まとめ|大事なのは行動すること
今回は特化ブログの特徴や収益化に向いている理由、特化ブログの作り方を初心者向けに解説しました。
ブログ収益化を早期に目指すのであれば、特定のジャンルへの特化が適していますが、ジャンルを考え過ぎていても実行しないと結果も分かりません。
早期収益化の1番のポイントは「量」です。単純なコンテンツの量だけでなく、多くのトライ&エラーを繰り返すことが結果的には近道となるでしょう。
その点ではやはり行動することが大切です。あれこれ悩む前に記事を書くことから始めてみてください。
その中で多くのアイディアが生まれてくるはずです。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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