Webマーケティングの指標「CTR(クリック率)」とは?

ブログアクセスUP

おゆきです!

「毎月もう1万円」堅実な収入UPのためのブログ副業ノウハウを発信しています。

おゆき

副業ブロガー。不動産系雑記ブログで0→1達成後、2本目の収入の柱として本格的にブログに注力。複数のメディア運営で累計収入は8桁突入。本業は宅建士。

おゆきをフォローする

▼今回のトピック▼

Webマーケティングの指標「CTR(クリック率)」とは?

ハセガワ
ハセガワ

おゆきさん!

CTRって何ですか?

サイトへのアクセスと関係あるんですか?

CTR(クリック率)とは、検索結果に表示された回数に対するクリックされた回数の割合です。

どれだけ検索結果に自分のページへのリンクが表示されても、クリックされないとアクセスには繋がりません。CTRが低ければ「タイトル」や「ディスクリプション」など検索結果に表示される要素で上手くユーザーの興味を引けていない可能性があります。

このように、CTRを確認することで改善点を見つけることができるため、Webマーケティングにおいて重要な指標の1つとされています。

今回はこのCTRについて、概要や検索順位との関係性、上げる方法などを解説していきます。

CTRの改善はアクセスUPに直結し、引いてはSEOへの好影響にも繋がるので、是非最後まで読んでみてください。

CTR(クリック率)とは?

CTRとは、「Click Through Rate」の頭文字を取った言葉で、「クリック率」とも呼ばれています。

対象ページへのリンク・広告が検索結果に表示された回数に対して、そのページ・広告がクリックされた回数の割合のことです。

たとえば、検索結果の一覧に100回表示されて5回クリックされた場合のCTRは5%となります。

CTRは、検索結果の一覧や広告を見た人のうち、どれだけの人が自分のページに興味を持って「クリックする」という行動を起こしたかを表す重要な指標です。

ちなみに、自サイト・ページのCTRはGoogleの「サーチコンソール」で確認できます。導入方法は下記の記事で解説しています。

サーチコンソールにおける表示回数・クリック数の定義やCTRの計測方法など、より具体的な内容は下記のGoogle公式ページから確認できます。

表示回数、掲載順位、クリック数とは – Search Console ヘルプ

CTRの重要性

前述の通り、CTRは検索結果の一覧やリスティング広告で、どれだけユーザーへの興味付けと行動促進が出来ているかを表しているため、Webマーケティングにおいての重要な指標の1つとされています。

CTRが低すぎる場合、ターゲット設定や訴求ポイントがズレている可能性があります。

ただし、CTRを上げようと躍起になり、虚偽の内容や過度な誇大表現を用いるとスパム行為と判断されるリスクがあるので注意が必要です。

また、リスティング広告においては、CTRが検索結果の掲載順位に影響を与えます。

リスティング広告の掲載順位は「キーワードの入札価格」や「広告ランク」で決められます。

このうち、CTRは広告ランクを決定する要素の1つとされているため、CTRが高い広告の方が広告オークションにおける競争率が高くなります。

「Google 広告 ヘルプ」のページにも下記のように記述されています。

クリック率が高い広告やリスティングは、ユーザーにとって有益で関連性が高いという意味になります。クリック率は、広告ランクを決定する一要素であるキーワードの推定クリック率にも影響します。

引用:クリック率とは – Google 広告 ヘルプ

CTRとCVRの違い

CTRと混同されやすい指標として「CVR(コンバージョン率)」があげられます。

CVRは「Conversion Rate」の略で、対象ページへのアクセス数に対して、そのページからコンバージョンにいたった件数の割合のことです。

コンバージョンとは、商品購入、資料請求、会員登録などの成果を指します。

例えば、対象ページへ100回アクセスされ、5件のコンバージョンが発生すると、CVRは5%となります。

検索順位とCTRの関係

CTRは検索結果で表示される順位によって大きく変わってきます。

First Page Sage が公開しているCTRの平均値に関するデータを見ていきましょう。

Googleの検索順位とCTR

引用:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024 – First Page Sage

上の画像で言うと、上から2つはいわゆる「リスティング広告」で、3つ目以下が自然検索の検索結果(SEO)の順位ですね。

さらに下位までの概要をまとめると下記のようになります。

Googleの検索順位とCTR

 リスティング広告
 1位 2.1%
 2位 1.4%
 3位 1.3%
 4位 1.2%

 自然検索
 1位 39.8%
 2位 18.7%
 3位 10.2%
 4位 7.2%
 5位 5.1%
 6位 4.4%
 7位 3.0%
 8位 2.1%
 9位 1.9%
 10位 1.6%

引用:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024 – First Page Sage

このデータは、あくまでも「平均の数値」です。
当然キーワードによって、各順位のCTRは変化します。

とはいえ、リスティング広告もSEOも「検索順位に比例してCTRが高い」という関係性はほとんどの場合変わらないでしょう。

検索結果の各要素とCTRの関係

Googleの検索結果には「タイトル+ディスクリプション」という通常の要素に加えて、様々な要素が表示されます。

リスティング広告もそうですが、「強調スニペット」や「AIオーバービュー」など、通常の要素とは違う形式で表示されている検索結果を目にすることがあるかと思います。

それら各要素のCTRの平均値も見ておきましょう。以下のデータも First Page Sage が公開しているものです。

Google検索結果の各要素とCTR

強調スニペット (1位)42.9% (2位)27.4%

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: about-ctr-02.png

AIオーバービュー (1位)9.4% (2位)6.7%

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: about-ctr-03.png

自然検索 (1位)39.8%

リスティング広告 1.2〜2.1%

画像 1.4〜4.9%

動画 2.3〜6.4%

関連する質問 3.0%

ナレッジパネル 1.4%

引用:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2024 – First Page Sage

これらのデータによって、各要素のCTR向上への期待値が確認できます。

「強調スニペット」が表示されればクリック率向上に繋がる可能性は高そうです。一方で「ナレッジパネル」はかなり目立ちますが意外とクリックされていませんね。

CTRを上げる方法(SEO)

自然検索(SEO)におけるCTRを上げる方法についても見ておきましょう。今回解説するのは下記3点です。

1つずつ見ていきましょう。

検索順位を上げる

身も蓋もない話になってしまいますが、検索順位を上げればCTRも上がります。

どれだけの施策を打ち込んだとしても、「3位なのに1位よりCTRが高い」というような状況はほぼあり得ないでしょう。

この意味ではCTR向上のベストプラクティスは「SEO対策」に集約されます。

タイトルとディスクリプションの改善

SEO対策で検索順位を上げる作業と並行して取り組みたいのが、「タイトル」と「ディスクリプション」の改善です。

この2つはセットで考える場合が多く、合わせて「TD」とも呼びます。

TDをしっかりと練ることで、検索順位変動の要因を除いたCTRの上昇が見込めます。

TDの効果的な作り方としては、より重要度の高いワードをタイトルの方から詰めていき、収まり切らない語句をディスクリプションで補足すると良いでしょう。

以下でタイトルとディスクリプションそれぞれの作成における効果的なポイントを紹介します。

タイトル作成のポイント7点
  • メインのキーワードを極力前に持ってくる
  • サジェストキーワードを盛り込む
  • 記事内容を簡潔でわかりやすく表す
  • パワーワードを入れる
  • 他の記事と明確に区別をつける
  • 文字数をなるべく28文字以内にする
  • タイトルに入りきらない要素をメタディスクリプションで補足

タイトルの付け方は下記で詳しく解説しています。

タイトルの少ない文字数制限の中に、上記すべてを詰め込むのは難しいので、優先順位をつけながら取捨選択し、残ったポイントをディスクリプションで補足します。

ディスクリプションのポイント5点
  • 正しい内容を記載する
  • 適切な文字数でまとめる(なるべく70文字以内)
  • タイトルに入り切らなかったポイントを補足する
  • 課題解決やベネフィットを期待させる
  • 流入キーワードを参考に定期的に修正

ディスクリプションの書き方は下記で詳しく解説しています。

リッチリザルトの実装

「リッチリザルト」を実装することも、CTRの向上に繋がります。

リッチリザルトとは、検索結果で表示されるタイトルとディスクリプション以外の要素のことで、「リッチスニペット」とも呼ばれています。

リッチリザルトの種類は約30種類ありますが、特に利用されているリッチリザルトを以下でご紹介します。

それぞれのリッチリザルトがどのようなものかを見ていきましょう。

パンくずリスト

パンくずリストは、該当ページがサイト内のどの階層にあるかをユーザーに知らせる機能です。
一般的には、検索結果の上部に各カテゴリーへのリンクが階層構造で表示されるようになっています。

サイトリンク

サイトリンクは、検索結果のTDの下に表示されるサブページへのリンクです。
サイトリンクを設置することで、サイト内のコンテンツを一目で把握でき、ユーザーが知りたい内容のページへダイレクトに移動できます。

商品情報

商品の価格やレビュー、在庫の有無などの商品情報を検索結果に表示させることができます。

店舗情報

店舗のレビューや価格帯、営業時間、支払方法などの店舗情報を表示させることができます。

イベントスケジュール

イベントスケジュールも検索結果として表示させることができます。
検索から一目でスケジュールを把握できるので、ユーザビリティ向上に繋がります。

レシピ

料理名などで検索をかけると、様々なサイトのレシピが一覧で表示される機能です。
作り方やカロリー、調理時間、栄養成分、評価などを表示させることができます。

求人情報

「会社名 求人」や「業種 求人」などで検索をかけると、様々サイトの求人情報が一覧で表示される機能です。
サイト・企業のロゴや、職種、勤務先などの求人情報を表示させることができます。

画像

検索結果の要素にページ内の画像を加えることも可能です。

動画

検索結果にページ内の動画を表示させることも可能です。

サイトリンク検索ボックス

サイトリンク検索ボックスは、サイト内の検索を行うことができる検索ボックスです。
検索ページから直接サイト内のアクセスしたい情報を検索することができます。

以上が主なリッチリザルトの種類です。

他のリッチリザルトについても知りたいという方は「Google検索セントラル」に一覧で記載されていますので下記リンクからご覧ください。

Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google for Developers

このようなリッチリザルトは、構造化データを用いることで検索結果ページに表示させることができます。

リッチリザルトがあるリンクは検索結果の中でも一際目立ち、ユーザーの目に留まりやすくなります。

また、検索結果の1ページに表示されるリンク数が減るケースもあるので、他のページへのクリックの可能性を減らす意味でも有効です。

まとめ|CTRを高めて成果の最大化

今回はCTR(クリック率)の概要や、検索順位との関係性、CTRを上げる方法を解説しました。

CTRは直接的に検索順位に影響は与えないものの、結果として検索エンジンからの評価の向上に繋がりSEOに好影響を与えるものです。

SEOに取り組みながら、たまにTDの見直しもしつつ、アクセスや収入の最大化を目指していきましょう。

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

当サイトへのリンクについて

おゆきのBlabは、原則リンクフリーです。リンクを行う場合の運営者への許可や連絡は不要です。

タイトルとURLをコピーしました